駐車場ゲートでナンバー読み取り→車検証情報と突き合わせはやりすぎだろうと思ったので問い合わせてみた
3/11にしたこのツイート。高木浩光先生にRTされ計100RT超達成!
今日の日経産業新聞一面に掲載の、駐車場ゲートで読み取ったナンバーを自動車検査登録情報協会・全国軽自動車協会連合会から提供されたデータと付き合わせ「町名・字レベル」まで割り出しマーケティングに役立てる、って確実にひろみちゅ先生案件だろ… 俺の車検証情報をそんな所に横流しすんな、と。
— ham68616d (@ham68616d) 2014, 3月 11
まあそれはいいとして、高木先生が報道内容に対しこのようなツイートをされていたので、自動車保有者としてひとこと言っておかねばなるまい、と思い問い合わせを行ったのでその記録。
自動車所有者の方々は、自動車検査登録情報協会、全国軽自動車協会連合会に抗議しても良いでしょう。
— Hiromitsu Takagi (@HiromitsuTakagi) 2014, 3月 12
NICT/JR西の大阪駅ビルでの顔認識実証試験も苦情により延期になった事だし。
報道によると、株式会社駐車場綜合研究所(以下PMO)が「車検情報を持つ自動車検査登録情報協会・全国軽自動車協会と情報提供契約を結んだ」との事だったので、普通車保有者である私は自動車検査登録情報協会(以下自検協)へ問い合わせる事に。
あらかじめまとめたポイントは以下の3点。
- 車検証にまったく記述のない自検協なる組織が、なぜ私の車検証情報を保持しているのか。
- もし、自動車登録に関する業務を委託をされているのだとしても、私企業のマーケティングという目的外利用をなぜ許可したのか。
- 私の情報はそのように利用されたくないので、突き合わせ対象から外してほしい。
問い合わせは、Webに掲載の「個人情報の取扱いに関する苦情・相談等のお問い合わせ先」電話番号まで電話。
3/13に電話した際にはご担当の方不在だったものの、翌日連絡がとれ丁寧に対応いただく(お名前失念)。
回答をまとめると以下の通り。
- 自検協は車検証データを保持していない。
- 保持していないので、個々のデータ(私のデータ)の非開示要求は受け付けようがない。
- 同様に、自検協のプライバシーポリシーも、保持していない車検証データには適用されない。
- 車検証データを保持しているのは国交省。
- 自検協の業務内容は、情報開示要求者(今回の場合PMO)からの申請をもとに国交省へ判断を仰ぎ、問題なしと判断されれば手続きを継続するところまで。
- 判断の主体は国交省であり、自検協には利用目的の妥当性・合法性を判断する権限がない。
- この業務形態は、道路運送車両法第二十二条に定められた通りに行われている。
この内容が本当であれば、今回の件で自検協に苦情を入れても意味がなく、開示OKと判断した国交省に問い合わせする必要がある模様。
国交省ってどうやって問いあわせすればいいのだろうか…Webに国土交通省 ホットラインステーションなるフォームがあったからここからやればいいのか。というところで今日は終了。